今月初めの日曜日(12月5日)、美馬郡つるぎ町の一宇公民館で、2010年度の阿波学会総合学術調査の「発表会」がありました。
参加したのは、私と立石恵嗣さん(元・徳島県立文書館長)、町田哲さん(鳴門教育大学准教授)の3人です。
しかしながら今回、私は報告を担当しませんでした。運転と写真記録の係です。
正直、大きな宿題を2本抱えていたので、とても報告をまとめることができず、2人のサポートに回りました。
まず、立石さんから調査の概要報告が行われました。8月につるぎ町一宇地区で実施した1泊2日の古文書合宿について、その様子と成果がパワーポイントを活用してわかりやすく報告されました。
つづいて町田さんから、徳島県立文書館所蔵の武田家文書(つるぎ町東端山)と、古文書合宿で調査した「棟附帳」を比較検討した“特論”が報告されました。
この後、会場の方々との若干の質疑応答もあり、よい発表になったと思います。
さて、年明けには報告書原稿が締め切られます。今回は2人に任せてしまったので、なんとか報告書誌面には、私なりの調査成果をまとめて発表したいと思います。がんばらねば。
(主任学芸員 松下師一)