2013年10月9日水曜日

「1日学芸員」(喜来小学校6年生職業体験)

 
  先月(9月)25日に、喜来小学校の6年生3名が、当館で職業体験をしました。言うなれば、「1日学芸員」ですね。

  3名は、歴史担当の学芸員として、同校の校長室に掲示されている肖像写真の人物について調べてみました。

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  調査を終えると、展示用の解説パネルを作成します。プリントアウトしたキャプションを、スチロールのボードに貼り込み、四辺をカッターで切りそろえます。3名はカッターナイフに苦戦中です。

  完成した解説パネルとキャプションを、臨時展示コーナーに展示します。

  「うまく掲示できたかな?」

  何とか完成しました。肖像写真の人物は、戦前に喜来小学校を卒業した人物で、阿波商業銀行(現在の「阿波銀行」)の頭取をつとめた三木寛治さんでした。当館所蔵資料の中から、三木寛治さん縁(ゆかり)の資料も探し出し、それも一緒に展示しています。

  「1日学芸員」喜来小学校6年生3名が担当した展示コーナーは、12月27日(金)まで展示する予定です。ぜひご覧ください。

    ※ 三木十五郎さん(三木寛治さんのご親戚)から、寛治さん執筆の書籍をお貸しいただきました。一緒に展示しています。ありがとうございました。

(主任学芸員 松下師一)

    

2013年10月1日火曜日

松茂小学校6年生の総合学習

      
  松茂小学校の6年生が、2学期から、「総合的な学習の時間」の課題として、「人形浄瑠璃芝居」を取り上げています。

  9月5日(金)には、松茂小学校の体育館で、地元・ふれあい座による上演会が行われました〔下記の写真〕


  10月1日(火)には、6年生全員が当館を見学し、人形浄瑠璃芝居や阿波国(徳島県)の歴史について学びました。

  幅広く、多様な学びへの取り組みです。最後に、どんな形でまとまるのか、とても興味深く思っています。

(主任学芸員 松下師一)