2012年2月19日日曜日

「『松茂を短歌で遺す会』作品展」が終了しました

  
 今月5日(日)、「『松茂を短歌で遺す会』作品展」を終了しました。平成11年年5月~10月に開催した企画展示「ふるさと松茂と阿波の風景」にご協力いただいて以来、随時、「松茂を短歌で遺す会」会員から作品をお借りし、実に12年の長きにわたって展示してきましたが、一旦終了することにしました。

 長年にわたる同会会員ご厚志に、心からの感謝を申し上げます。



 同会の趣旨は、当館の理念(ふるさとの歴史を記録し、松茂の文化を発展させる)にかなうものであり、今後とも協力していけたらと考えています。



 以下、最終日(平成24年2月5日)の展示の様子を紹介しましょう。



 最初の額は、当館初代館長で、この展示企画を担当した笹田博之先生の展示趣旨の紹介です。この作品は短歌ではありませんが、笹田先生も同会の主要会員の一人です。



 眞佐子さんの作品、月見ヶ丘の夕景、…



 同会発起人・小山美明先生の作品、日本列島異常の夏、…



 現在の世話人・山内さんの作品、月見会、…



 滋子さんの作品、花、…



 溶子さんの作品、どんど焼き、…



 喜久子さんの作品、海峡、…



 浩子さんの作品、家族、…



 同展示の終了にあわせて、『松茂町誌』続編第三巻編さんに寄せる笹田先生の短歌作品の展示も終了しました。



 笹田博之先生は、上にも記しましたが、当館初代館長・同会会員であるとともに、『町誌』同巻の編さん主任でもありました。同巻には、カラーグラビアやコラムなどに、笹田先生の短歌が掲載されています。



 当館展示にご協力くださいました「松茂を短歌で遺す会」の皆さん、長年にわたりありがとうございました。



 今後は、同会から提供された短歌を、このホームページで紹介してみたいと考えています。

(主任学芸員 松下師一)

  

2012年2月9日木曜日

実習生の展示「はかり」が終了しました

  
 平成23年(2011年)の夏休み、当館で博物館実習を行った四国大学4年生のミニ展示「昔の時間と重さの知り方 -時をかけた はかり-」が、この2月5日を限りとして終了しました。



 撤収前に、記録写真を撮っておきました。



 パネルです。学生たちが文章を考え、レイアウトを考え、ハレパネに貼り、こわごわカットして作成しました。



 展示のタイトルと、ねらいを記したパネルです。



 「香炉時計」の紹介です。お香が一定のスピードで燃える性質を利用して、時間の長短を計ります。ちなみに隣の香川県では、江戸時代、燃える線香の長さで時間を定め、貴重な農業用水を配分したそうです。



 説明のイラストは、たいへん良くできています。



 次は「棒ばかり」です。「千木」(ちぎ)とも言います。



 てこの原理を利用して、小さな分銅でも、重量の大きなものを測ることができます。



 「実用の知恵」を学ぶことができる素敵なミニ展示でしたが、今月の展示替えにともなって終了しました。

 担当した実習生さん、ありがとうございました。もうすぐ卒業だと思いますが、それぞれの進路でご活躍ください。期待しています。

(主任学芸員 松下師一)