☆カラーグラビアについて〔下〕 ~写真と吟行の「浪漫」・第6章~☆
第6章(福祉)のカラーグラビアでは、福祉施設の紹介に「浪漫」を加えてみた。
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松茂町は福祉の町でもある。個人の尊厳の保持を旨としながら、人が皆、その有する能力に応じて自立した日常生活が送れることを期して、福祉行政が行われている。
その福祉行政を担う諸施設が集中している路地(松茂町民グラウンドの外周路)へ、桜満開のある日、吟行を試みた。句作は笹田博之である。
◇福祉施設ゾーンへアプローチ
花映す一直線の用水路
◇地域子育て支援センター
花影に幼がまろき砂団子
◇松茂町保健相談センター
メタボ腹幸せ溜めて日向ぼこ
◇松茂町中央児童館
らんまんの桜子を待つ児童館
◇福祉作業所どんどこどん
それぞれの花美しき四月かな
◇老人福祉センター松鶴苑
風光る凛と生きたや老いてなほ
花美しいカラー写真と、拙句の妙が、第6章のカラーグラビアに表現されている。ぜひご鑑賞・ご一読を願いたい。
(前・編さん主任 笹田 博之)
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◆「特設ホームページ『松茂町誌』続編第三巻」もご覧ください。