2010年12月24日金曜日

コウセイ恐るべし(前)

 
 一昨日(22日)の『徳島新聞』の夕刊を見て“びっくり”、そして“がっかり”です。

 先日、ようやく校了して印刷に回った『徳島地方史研究会創立40周年記念論集』の誤記に気づいたのです。「あ~、やっちまった~」という、なんとも情けないやら、悔しいやらの思いです。

 というのは、今、『徳島新聞』の夕刊に、徳島県立文書館の企画展示「歴史写真でよみがえる徳島の姿」を紹介する記事が連載されています。ちょうど22日に掲載された記事が、『論集』の表紙カバーに使用した写真に関する内容だったのです。私が明治末期と思い込んでいた写真が、昭和6年のものであると明記されていました。

 すでにカバーの端に「明治時代」と印刷されているのに、それは誤りで、正しくは「昭和6年」とすべきだったのです。はぁ~、情けない。ちょっとした確認を怠り、駄目押しで手を抜いたが為に、1000冊も訂正シールを貼らなければなりません。まさに「校正恐るべし」です。とほほ・・・。

(主任学芸員 松下師一)