2009年9月12日土曜日

研究者の「縁は異なもの」(2)


 今日の午後、次代を担う浄瑠璃本研究者・K先生が来館されました(先週日曜日に来館されたK先生とは別人です)。

 私が「古文書講座(座学コース)」を指導している間、当館収蔵庫で浄瑠璃本(中西仁智雄コレクション)の調査をされ、緻密な書誌データを作成されました。私は浄瑠璃本が専門ではないので、とてもうれしいです。感謝しています。

 K先生は現在、早稲田大学の准教授ですが、奉職前の下積み時代には東京を離れ、当館で半年間、臨時職員(資料調査員)をしてくださいました。今も昔も、人形浄瑠璃研究のためなら全国どこへでも足を運ぶ、フットワークの軽い「博士」です。

(主任学芸員 松下師一)