2010年7月19日月曜日

「大松遺跡」現地説明会(上)

 
 以前から気になっていたのですが、松茂町の南隣・徳島市川内町の県道川内大代線沿いに、「大松遺跡」の発掘現場があります。

 7月18日(日)の朝、自転車で川内大代線を走っていると、辻々に「現地説明会」と記されたプラカードを持った人が立っていました。思い切って声をかけると、「10時から説明会が始まるから、それまで現場事務所内に展示された出土遺物を見学してもよい」とのこと。さっそく自転車を停めて、プレハブ事務所に入っていました。



 プレハブ内、普段は発掘作業員さんの休憩スペースか何かなのでしょうが、今日だけは綺麗に出土異物の展示ができています。



 「ふむふむ」と見ていると、専門員さんが丁寧に説明をしてくださいました(休日のサイクリング中なので、松茂町歴史民俗資料館の学芸員とは名乗りませんでした)。播磨(現・兵庫県)産の焼物や、備前焼(岡山県産)の陶器、大陸製の陶磁器、さらには金属製品が出土していることをお教えくださいました。「写真撮影OK!」ということなので、ちょっと紹介してみます。



 下の写真は、大陸性の陶磁器の破片です。



 金属製品ですが、古銭は別として、金属の固まりが出土したことから、単に運ばれてきた物ではなくて、この地で加工をしていたようです。



 職場に案内は来ていたとは思いますが、まったくの偶然で出くわした「現地説明会」に、なかなか興味津々です。(続く)


(主任学芸員 松下師一)