2009年8月23日日曜日

東かがわ市で「阿波の古文書」講演

古川家文書(阿波郡土成村)を解説
 今日(8月23日)の午後、香川県東かがわ市の「東かがわ市歴史民俗資料館友の会」の招きで、同市引田公民館を会場に、「阿波の古文書」について講演してきました。

 半年ほど前に、同資料館の萩野学芸員から、「阿波郡土成村(現在の徳島県阿波市)の古文書を収蔵したので、阿波の古文書の学習をしたい。」との相談を受け、お引き受けしたものです。

 東かがわ市は、松茂町の「隣の隣」の自治体ですが、やはり県が違い、江戸時代の藩も違いますから、地域史研究にあたっても、あらゆる面で違いがあります。

 講演中、随時、実際の古文書を見ながら、「検地帳と棟附帳」を主テーマに、近世阿波の地域史や文書様式の話をしてきました。20名ほどの参加者はたいへん熱心で、次々と質問が出て、予定時間を超過しての“熱気あふれる会”でした。

(主任学芸員 松下師一)