2015年10月24日土曜日

講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」(第1回)開催記録


10月17日に、松茂町文化遺産活用実行委員会主催の講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」の第1回目が、資料館研修室にて開催されました。


講 師:松下師一氏(町文化財保護審議会委員)
内 容:「石碑に学ぶ郷土の歴史―松茂町内と、松茂ゆかりの地をたずねて―」


松茂町内に遺る石碑を中心とした文化財を、写真や地図で紹介しました。


町内には、「豊久開基碑」(町指定有形文化財)など新田開発の記録が記された石碑や、江戸時代末期に発生した安政南海地震の悲惨な状況を刻んだ「敬渝碑」があります。


地元松茂に長年住んでいる受講生でも、なかなか気づくことのできない場所にある石碑も紹介されました。今回紹介された石碑を、第4回のフィールドワークでめぐる予定です。

普段何気なく歩いている道に、ぽつりとある石碑やお地蔵さんに興味をもって見てみてください。きっと新たな発見があると思います。

(学芸員 菅野 将史)

※本事業は、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館に事務局を置く、松茂町文化遺産活用実行委員会が、文化庁「文化遺産を活かした地域活性化事業(文化芸術振興費補助金)」の助成を受け、文化遺産を保護・啓発する人材育成事業の一環として行っています。