2009年11月9日月曜日

「第24回国民文化祭・しずおか2009」に参加しました(前編)

  
 当館を拠点に活動する「阿波人形浄瑠璃ふれあい座」が、徳島県代表として第24回国民文化祭・しずおか2009に出演するので、私(主任学芸員 松下師一)もスタッフ(解説員)として7日(土)・8日(日)の両日、静岡県磐田市へ出かけてきました。

 同じく徳島県代表として出演する松茂町の「影絵劇団はなほな」と共同で貸し切りバスを仕立てて、朝5時半に当館を出発!

 途中、渋滞に巻き込まれながらも、何とか昼12時半に現地(磐田市民文化会館)に到着しました。



 「あれ、なんか静かだなあ」と思うと、理由は下記の写真で一目瞭然。

 新型インフルエンザで、出演者もお客様もキャンセル続きの様子。



 私は一昨年、“第22回国民文化祭・とくしま2007”で、「まつしげ人形劇フェスティバル」の事務局をつとめたので、磐田市実行委員会の苦しい立場を考えてしまいました。

 ちょっと残念ではありますが、こうした条件下でも来てくださるお客様と、出演のみなさんに感謝しましょう。

 さて、文化会館のロビーに来てみると、私にとって懐かしい「豊岡」の文字を発見しました。磐田市豊岡南幼稚園の作品展示です。

 私は静岡大学日本史学研究室の卒業生で、大学2年生の時に『豊岡村史』のアルバイトをしました。地元の公民館に泊まり込んで、古文書のデータ採りをした覚えがあります。あの豊岡村は、今、磐田市と合併したのですね。



 ほかロビー内では、静岡国文祭マスコットの“ふじっぴー”が大人気でした。



 夜は磐田市内のホテルで「歓迎交流会」が開催されました。開会は磐田市長さんの挨拶です。



 会場の片隅に、歴代国文祭マスコットが展示してありました。

 左から一昨年(2007年)の「すだちくん」(徳島県)、昨年の「ハッスル黄門」(茨城県)、今年の「ぶじっぴー」(静岡県)、来年の「ももっち」(岡山県)です。「すだちくん」は、一昨年、松茂町で歓迎交流会をしたときに、松茂町から磐田市の実行委員会にプレゼントしたものです。なつかしい再会でした。



 全国の人形劇関係者と意見交換をし、有意義な時間を過ごせた「歓迎交流会」でした。一昨年、松茂町に来てくださった劇団の方々とも再会でき、本当にうれしかったです。ありがとうございました。



 さあ、いよいよ明日(8日)は、“ふれあい座”と“はなほな”の公演日です。がんばらねば。

 私も朝からワークピア磐田多目的ホールで、床(太夫座)を仮設せねばなりません。