2009年8月11日火曜日

2009年度 博物館実習(1)

銅製の火鉢

 今日から5日間、博物館学芸員資格の取得を目指す大学生4名が、当館で「博物館実習」に取り組んでいます。


 午前中は、町誌編さん主任(前 松茂町教育長、元 館長)の笹田博之先生が、「現代教育の課題」と「博物館運営の実際」について、15年間の実践に基づいて講義をしました。


 午後からは私が担当し、町内の民家で見つかった「銅製の火鉢」(写真上)のルーツ探しを行いました。この火鉢には「贈 松茂村」の刻銘(写真下)があり、不思議に思った町民の方が資料館に連絡をくださったものです。

「贈 松茂村」

 この火鉢、松茂村役場から発見者の父親(あるいは祖父か?)に贈呈されたものらしいのですが、いったいどんな由緒があるのでしょうか。4名の学生たちと一緒に調べてみたいと思います。


(主任学芸員 松下師一)