出張2日目(10月27日〔木〕)の朝、高崎の街は素晴らしい秋晴れでした。
高崎駅前通りを進むと、正面に高層ビルが見えます。県庁所在地の前橋市の高層ビルは「群馬県庁舎」でしたが、交通の要衝・高崎市の高層ビルは「高崎市役所」でした。
市役所前を通り過ぎて5分ほど歩くと、全史料協大会会場の「高崎市立図書館」の建物がありました。保健・医療関係諸施設との複合施設で、5階・6階他が図書館です。
建物内に入ると、とても目を引くガラス張りの構造物がありました。スケルトンデザインのエレベーターです。
エレベーターのさらに上を見上げると、ガラス張りの天窓に、光透過式の太陽光発電パネルが取り付けてありました。すごく斬新な建物ですね。
それにも増して驚いたのは、1階エントランスからガラス越しに見える閉架書庫のようすです。
書籍の出し入れや配架が、コンピューターによって制御された巨大な自動化書庫です。奈良県立図書情報館などに導入されていると、噂には聞いていましたが、初めて実物を見ました。驚くとともに、感動しました。
5階・6階の図書館(開架)も見学してきました。自動貸出機や自動予約機など、最新のシステムが導入されていました。
開架フロアーも広いです。上層階の図書館にありがちな窮屈さは、ここにはありませんでした。
いやはや、あまりに設備・機器が充実していて、徳島県内の図書館には真似ができないように思われました。
それでは、図書館から3階の会議室へ移動して、全史料協大会研修を受講したいと思います。(つづく)
(主任学芸員 松下師一)