和知駅からJR山陰線の電車で京都駅へ、そこから近鉄に乗り換えて京田辺市へ到着です。ちなみに山陰線は開業から100周年らしく、沿線の至る所にお祝いの懸垂幕や横断幕が掲げられていました。
乗り換え時間も含めて約2時間、ようやく京田辺市に到着です。
しかし、こちらも雨模様。現代人形劇は5日(土)~6日(日)の2日間開催だから、前半1日が雨とは何ともつらいですね。お客様の入りはどうだったのでしょうか。
「引継式」の会場は、同志社大学・田辺キャンパス内のカフェテリアです。おっ! 立て看板に「すだちくん」が描かれています。「来年、もう1回、国文祭の人形劇を担当するんだなぁ。」と、得も言われぬ実感がわいてきました。
会場に入ると、京都国文祭キャラクター「まゆまろ」がお出迎えです。そして、会場内には第22回国文祭(2007年)で松茂へ来てくださった懐かして顔がちらほらと見えます。
「引継式」は堅苦しい式典では無く、食事を交えた歓迎交流会の中で行われました。最初は、京田辺市実行委員会の石井明三会長(京田辺市長)のあいさつです。
続いて、引き継ぎのセレモニーです。石井会長さんから、松茂町長代理の私が「幟」と「マスコット」を受け継ぎました。
返礼として、松茂町から持参した第22回国文祭記念の「藍染め幟」(すだちくんをモチーフに、松茂町民ボランティアの手作り品)を、京田辺市・石井会長さんに贈呈しました。
式の最後は、私のあいさつです。山陰線の電車の中で、いろいろと考えてメモを作ってきましたが、全国の懐かしい人形劇関係者と再会して、メモはどこへやら、オールアドリブで来年への決意を述べてきました。
全国の人形劇関係者の皆さん、国文祭・人形劇のバトンは受け継ぎましたから、ぜひ2012年11月には松茂町へお越し下さい。
(主任学芸員 松下師一)
→(その3)へ続く