2009年9月20日日曜日

シルバーウィークに作業中!

   
 世の中、シルバーウィークの連休中ですが、我々「博物館業界」は営業中のため、職員は交代で休みを取っています(当然、交代で出勤しています)。

 昨日(9月19日)・今日(20日)、私は出勤の順番でした。秋の行楽シーズン中の大型連休なので、確かに当館のような小さな館にも、県外から小グループ(カップルや家族連れ)が次々と訪れます。とてもうれしいことです。ありがとうございます。

 本当は展示室に出て、展示資料の解説をして、お客様の旅の思い出づくりに貢献したいのですが、ちょっと溜まっている仕事があるので、午後からは部屋に籠もって黙々と作業をしました。

 そう、『松茂町誌』続編第3巻の編纂と執筆です(注1)

 今取り組んでいるのは「第8章 ねんりんピック」で、執筆者の原稿はほぼ仕上がっており、私が原稿と写真・図版のレイアウトをしています。基本的な作業はパソコンで済ませてしまうのですが、最後の細かいところになると、どうしても“原稿用紙とハサミと糊”の出番になります。

 20数年前、高校時代に『校誌』(注2)の編集委員になって編集の仕事を覚えた私にとっては、やはり最後の駄目詰めで、“原稿用紙とハサミと糊”(ついでに言うと、プラス“赤青2色の色鉛筆”)が必要です(仕事の必須アイテムです)。1週間ほど前からは、『町誌』の仕事に限ってですが、ワープロでも“原稿用紙モード”を使用することにしました。

 原稿用紙に書いて、切ったり、貼ったり。傍目には生産性が悪そうに見えるかもしれませんが、これが案外、頭の整理と原稿の整理が一度にできて効率がよいのです。本当ですよ。


(注2)『校誌』とは、学校の諸活動を記録する総合誌。徳島県の多くの高校では、年1冊編集・発行している。

(主任学芸員 松下師一)