2016年5月22日日曜日

【ご案内】ふれあい座 拝宮農村舞台公演出演



来週5月29日(日)、人形浄瑠璃「ふれあい座」が、「第13回 拝宮(はいぎゅう)農村舞台公演 杜のレストラン」に出演します。




「ふれあい座」は、12時50分から人形浄瑠璃芝居「壷坂観音霊験記 沢市内の段」(太夫:吉本藍玉、三味線:竹本友和嘉)を上演します。

入場無料となっておりますので、食事や喫茶とともに、人形浄瑠璃芝居や音楽パフォーマンスを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【拝宮農村舞台について】
江戸時代後期の建築と推定される県内でもっとも古い舞台のひとつ。平成3年6月に旧上那賀町(現:那賀町)の有形民俗文化財に指定されている。
所在地:那賀郡那賀町拝宮字白人谷1 白人神社境内

(学芸員 菅野将史)



定期公演大盛況の御礼


昨日(平成28年5月21日)は、人形浄瑠璃「ふれあい座」の定期公演を開催しました。

3組の団体様の事前予約があったほか、当日来館されたお客様も多かったため、大入り満員での公演となりました。



木偶人形「お七さん」を展示しているケースを動かし、客席を増設するなどのハプニングもあり、職員からは嬉しい悲鳴があがっておりました。


当日は、国際博物館の日記念事業の一環として、人形浄瑠璃芝居を観劇された方に記念品の配布も行いました。

記念品(缶バッジ・マグネット)
公演後には、多くのお客様が人形一座の役者(人形遣い)とともに記念撮影をされ、定期公演は大盛況でした。

(学芸員 菅野将史)

2016年4月19日火曜日

漆喰画「野鳥」展 見学記


4月17日、キョーエイ鳴門駅前展4階ギャラリーで開催中の、「漆喰画「野鳥」展―左官職人 春藤嘉雄(松茂)作―」(平成28年4月15日~20日)を見学してきました。



昨年度、資料館で特別企画「春藤嘉雄氏 漆喰絵画展」(平成27年10月6日~31日)を開催し、春藤さんには大変お世話になりました。(http://joruriblog.blogspot.jp/2015/10/blog-post.html

今回の作品展では、資料館での特別企画展の後に作成された新作も披露され、40点ほどが展示されていました。



希望者を募り「漆喰絵画教室」の開催し、後継者の育成も計画されているようです。今後のさらなるご活躍を期待しております。

(学芸員 菅野将史)

2016年3月2日水曜日

特別企画碧原徳人氏コレクション展


 今年度(平成27年度)、資料館では、防衛省の「特定防衛施設周辺整備調整交付金」の交付を受け、地域の人材を活かした文化事業の充実を図っています。その一環として、3月1日から、特別企画「碧原徳人氏コレクション展 ~昭和を彩るアイドルたち~」を開催中です。
 ここでは、その様子を紹介します。


 今回の特別企画は、地元松茂在住のペンネーム・碧原徳人氏が収集した、1980年代を中心に活躍したアイドルのグッズやポスター、当時発売された芸能情報雑誌などを展示しています。

「昭和」を見てきた方も、「昭和」を知らない方も、ちょっと懐かしい時代「昭和」をお楽しみ下さい。

 展示期間は、平成28年(2016)4月10日(日)まで、ぜひご覧ください。(観覧無料)


(学芸員 菅野 将史)

2016年1月17日日曜日

「ふれあい座」出前公演(喜来小学校)


1月12日、人形浄瑠璃「ふれあい座」が、喜来小学校へ出前公演に行ってきました。
小学3年生・4年生の前で、「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を披露しました。


人形浄瑠璃芝居を初めて観る子どもが多く、人形遣いが操る“おゆみ”と“おつる”の掛け合いに興味津々です。


公演後には、「ふれあい座」の指導のもと人形操り体験会や口上の練習を行いました。生徒達は、人形を操る楽しさや難しさを実感していました。


歴史民俗資料館では、毎月第3土曜日に人形浄瑠璃芝居の定期公演を開催しています。本年も、人形浄瑠璃「ふれあい座」の活躍をご期待下さい。

(学芸員 菅野 将史)

2015年12月19日土曜日

講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」(第5回)開催記録


12月12日、資料館研修室にて講座「石碑に学ぶ松茂の歴史」の第5回目が開催されました。

【概要】
 講 師:町田 哲氏(鳴門教育大学准教授)
 演 題:「地域の文化遺産を守り伝えること ~徳島史料ネットの活動から~」

町田氏は、平成24年(2012)に設立された「歴史資料保全ネットワーク・徳島」(略称徳島史料ネット)の会員として活動されています。


講演では、徳島県における歴史文化をめぐる課題や、平成26年8月の台風災害と巡回調査の事例を踏まえて、実際に阿南市や海陽町で行った水損史料の救出活動の報告が行われました。

*    *     *

講演後には、襖の下張り文書を剥がすワークショップが開催されました。襖の下張りには、江戸時代の古文書や明治時代に文書が貼り付けられていることが多く、貴重な史料のひとつです。


講師の指導のもと、史料を1枚1枚剥がしていきます。皆さん初めての体験であり、史料を破ってしまわないか不安な面持ちで、作業を行いました。


剥がした史料は1枚ずつ新聞紙に包んで乾燥させます。何層にも重ねられた史料を剥がすのは大変な作業です。


皆さんは、作業にも慣れ時間いっぱいまで作業を行っていただきました。

全5回の石碑講座は、無事に終了しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございます。今後、受講生の皆さんには、町の文化財保存活動に参加していただきます。
(学芸員 菅野 将史)

※本事業は、松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館に事務局を置く、松茂町文化遺産活用実行委員会が、文化庁「文化遺産を活かした地域活性化事業(文化振興費補助金)」の助成を受け、文化遺産を保護・啓発する人材育成事業の一環として行っています。

2015年12月18日金曜日

徳島県博物館協議会研修会参加記


12月8日に開催された、徳島県博物館協議会の研修会に参加してきました。
会場は、吉野川市にある阿波和紙伝統産業会館(http://www.awagami.or.jp/)です。

産業会館の外観
はじめに、講演会がおこなわれました。

 工藤 多美子氏(阿波和紙伝統産業会館)
  演題「アートとの取り組み―和紙作りの現場から―」

産業会館には、海外から多くのアーティストが作品に使用する和紙を制作しに訪れるそうです。日本で作られた和紙が、海外の作品に使われているのには驚きました。
また、アメリカからは美大生を受け入れ、原材料の楮の収穫から和紙制作までの工程を体験する研修会などを開催しているそうです。

近年では、平成26年には、「石州半紙」(島根県浜田市)、「本美濃紙」(岐阜県美濃市)、「細川紙」(埼玉県小川町、東秩父村)が、ユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあり、大変興味深い内容の講演でした。

*     *     *

つづいて、館内見学と手漉き体験をしました。

館内を説明する工藤氏
1階にある作業スペースでは、紙漉き職人たちが企業などから発注を受けた和紙を制作していました。いろいろな紙の寸法に対応するため、大小さまざまな道具を使って紙漉きを行います。
和紙に模様をつける作業
上から細かい水を吹き付け、独特の模様をつける技術はまさに職人技です。
乾燥機を通過中の和紙
紙漉体験ではハガキを作ることができました。伝統の技法で行う紙漉きは、ハガキサイズとはいえなかなか難しいものです。みなさん楽しみながらも、真剣な面持ちで紙漉きを体験しました。
紙漉き体験
できあがった和紙に色や模様を付けて、それぞれの作品が完成しました。
個性豊かなハガキたち
紙漉体験ではハガキサイズの他に、半紙判や3時間の自由制作を体験できるコースもあります。
興味のある方は、ぜひ体験してみてください。

自分で紙漉きをしたハガキで、年賀状を作るのも風情があってよいかもしれませんね。

(学芸員 菅野 将史)