2013年3月6日水曜日

2月の社会科見学(喜来・松茂・長原小学校3年生)


  毎年1月~2月は、社会科見学のシーズンです。今年も、町内3小学校の3年生が、「昔のくらし」をテーマに松茂町歴史民俗資料館へ見学にやって来ました。今年最初の見学は喜来小学校(2月6日)、次は松茂小学校(2月7日・8日)でした。月末には、長原小学校の見学もあります(2月28日)。


  見学に来ると、最初はガイダンスです。学芸員と解説ボランティア(元・館長)が自己紹介して、「資料館という施設の意味」や「民具のみどころ」等々をレクチャーします。


  できるだけ、子どもたちに身近な民具を話題にします。「冬の暖房器具」の変遷は、時節柄、実感のわくテーマです。


  次は、見学者を小班に分けて、常設展示室と民具の収蔵庫へ案内します。
  常設展示室では、民具の観察とスケッチに取り組んでもらいます。



  疑問があれば、元・館長の解説ボランティアがわかりやすく解説します。



  元・館長の笹田博之先生は御年80歳で、体験に基づいた解説が好評です。



  私は収蔵庫の担当でした。庫内は狭いので、10名ほどの小班になって見学してもらいます。



  「備中鍬の話」「電気を使わない冷蔵庫の話」「懐中電灯以前の灯り」「五右衛門風呂」など、簡単な民具の話題を解説します。



  松茂町内の小学3年生の皆さん、学校の外へ出掛けての社会科見学、楽しかったですか。よく勉強できましたか。

  うれしいことに、見学の後、見学した児童からお礼状が届いたりもします。下の写真は、長原小学校の3年生から届いたお礼状です。


(主任学芸員 松下師一)