博物館実習2日目からは、特別企画「航空機写真展 ‐航空の歴史とともに‐ 」の展示替え作業を、常設展示室前展示コーナにて行いました。
大学の授業で展示作業を行ったことがある実習生ですが、実際の現場での展示替えは苦労の連続だったようです。
額に入った写真資料を、お客様の見やすい高さに調整することや、水平に展示する作業は思っていた以上に難しかったようで、実習生同士協力し合って作業を行っていました。
資料の高さを調整する作業
なお、今回のような額装された資料やパネルを同じ高さに展示するには、たこ糸などを水平に張って固定することで、展示作業が効率よく行える”小技”もあります。
現場だからこそ身につくスキルや、展示方法の工夫を学び、それを即実践できるのが博物館実習のよいところだと感じています。ちなみに、実習生も早速たこ糸を張る”小技”を実践していました。
資料の展示が終わり、次の作業はライティングです。
ライティング作業をする実習生
ライトを当てる作業は、資料を見やすくするだけでなく、ひとつひとつの資料を際立たせる効果もあります。そのため、ライトの角度や光量が重要となってきます。
さて、展示替え作業を終えた実習生ですが、実習の課題でもある自分たちで企画し展示を行う「成果展示」にどのくらい活かすことができたのでしょうか。こうご期待ください。
(学芸員 菅野将史)