今月5日(日)、「『松茂を短歌で遺す会』作品展」を終了しました。平成11年年5月~10月に開催した企画展示「ふるさと松茂と阿波の風景」にご協力いただいて以来、随時、「松茂を短歌で遺す会」会員から作品をお借りし、実に12年の長きにわたって展示してきましたが、一旦終了することにしました。
長年にわたる同会会員ご厚志に、心からの感謝を申し上げます。
同会の趣旨は、当館の理念(ふるさとの歴史を記録し、松茂の文化を発展させる)にかなうものであり、今後とも協力していけたらと考えています。
以下、最終日(平成24年2月5日)の展示の様子を紹介しましょう。
最初の額は、当館初代館長で、この展示企画を担当した笹田博之先生の展示趣旨の紹介です。この作品は短歌ではありませんが、笹田先生も同会の主要会員の一人です。
眞佐子さんの作品、月見ヶ丘の夕景、…
同会発起人・小山美明先生の作品、日本列島異常の夏、…
現在の世話人・山内さんの作品、月見会、…
滋子さんの作品、花、…
溶子さんの作品、どんど焼き、…
喜久子さんの作品、海峡、…
浩子さんの作品、家族、…
同展示の終了にあわせて、『松茂町誌』続編第三巻編さんに寄せる笹田先生の短歌作品の展示も終了しました。
笹田博之先生は、上にも記しましたが、当館初代館長・同会会員であるとともに、『町誌』同巻の編さん主任でもありました。同巻には、カラーグラビアやコラムなどに、笹田先生の短歌が掲載されています。
当館展示にご協力くださいました「松茂を短歌で遺す会」の皆さん、長年にわたりありがとうございました。
今後は、同会から提供された短歌を、このホームページで紹介してみたいと考えています。
(主任学芸員 松下師一)