平成23年(2011年)の夏休み、当館で博物館実習を行った四国大学4年生のミニ展示「昔の時間と重さの知り方 -時をかけた はかり-」が、この2月5日を限りとして終了しました。
撤収前に、記録写真を撮っておきました。
パネルです。学生たちが文章を考え、レイアウトを考え、ハレパネに貼り、こわごわカットして作成しました。
展示のタイトルと、ねらいを記したパネルです。
「香炉時計」の紹介です。お香が一定のスピードで燃える性質を利用して、時間の長短を計ります。ちなみに隣の香川県では、江戸時代、燃える線香の長さで時間を定め、貴重な農業用水を配分したそうです。
説明のイラストは、たいへん良くできています。
次は「棒ばかり」です。「千木」(ちぎ)とも言います。
てこの原理を利用して、小さな分銅でも、重量の大きなものを測ることができます。
「実用の知恵」を学ぶことができる素敵なミニ展示でしたが、今月の展示替えにともなって終了しました。
担当した実習生さん、ありがとうございました。もうすぐ卒業だと思いますが、それぞれの進路でご活躍ください。期待しています。
(主任学芸員 松下師一)