2017年10月17日火曜日

企画展準備も最終段階


明日から開催の企画展「浮世絵にみる人形浄瑠璃の世界」の準備も最終段階となり、残すはライティングや微調整のみとなりました。

明日に先駆けて、ちょっとだけ展示の様子をご紹介します。

最初のコーナーでは、浮世絵が出来るまでの行程や、顔料、歌川派の絵師について紹介しています。

ちなみに、写真右側に写っている浮世絵は、徳島でもっとも有名な人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」に登場する十郎兵衛を描いた作品になります。

つぎのコーナでは、現在でも人形浄瑠璃や歌舞伎の演目で上演されている作品の浮世絵を展示しています。


「伊達娘恋緋鹿子」、「妹背山婦女庭訓」、「仮名手本忠臣藏」など、一度はその名を聞いたことがあるかと思われる作品です。

小さな企画展ですが、間近で浮世絵を鑑賞できるまたとない機会ですので、多くの方のご来場をお待ちしております。


【学芸員 菅野将史】