2013年2月21日木曜日

徳島大学の集中講義(「博物館経営論」)担当しました

  

今月初め、2日ほど徳島大学の集中講義を担当してきました。担当した科目は、「博物館経営論」です。

 10年ほど前に、鳴門教育大学でも同様の授業を担当しましたが、当時は毎週月曜日(私の週休日)に授業を行っていたので、初めての“集中講義”(朝から夕方まで、2日間ぶっ通し)でした。学生たちにとっては、毎週授業があった方がよいのでしょうが、私もこの10年間で職務内容が変わり、必ずしも月曜日に授業ができない状況です。また、徳島大学のカリキュラムも見せてもらいましたが、月曜から金曜まで授業がびっしりで、非常勤講師の事情を優先する状況には無いようです。

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 肝心の授業の中味ですが、「今、公立博物館をめぐる課題は何か?!」を、学生のみなさんに考えてもらうことを第一としました。そのためテキストには、私たちの実践記録集である『博物館が好きっ!』(四国ミュージアム研究会編、教育出版センター刊)を採用し、単に講義だけで無く、グループ演習を多様した授業にしてみました。

 やはりグループ演習は良いですね。講義だと押し黙った学生たちが、小学生のように3~5名で班をつくると、活き活きと議論を始めます。実務を学ぶには、ロールプレイングで議論するのが最善策だと実感しました。

 約30名の受講生が、私の講義から何かを学ぶか、或いは何かを考える契機となったなら、とてもうれしいです。

(主任学芸員 松下師一)