2017年3月18日土曜日

未来へ紡ぐ“OUR(あわ)の水”シンポジウム参加記


少し前のことになりますが、3月13日(月)、徳島県主催の「未来へ紡ぐ“OUR(あわの水”シンポジウム」で、
取組発表をしてきました。

このシンポジウムは、平成28年12月22日に公布された、「徳島県治水及び利水等流域における水管理条例」を、
県民の方々に周知していくことを目的に開催されました。

*     *     *

はじめに条例愛称募集の表彰式です。

最優秀作品
「未来へ紡ぐ“OUR(あわ)の水”」(三好市立東祖谷中学校1年生の作品)
優秀作品
「あわみず管理条例」(徳島文理高等学校3年生の作品)
「とくみず安心条例」(阿南工業高等専門学校1年生の作品)

いずれの作品も、「徳島」「阿波」「水」といったキーワードを使って親しみやすい愛称ですね。

恥ずかしながら、最優秀作品の愛称がシンポジウムのタイトルに採用されていたことを参加して初めて気がつきました。

〜     〜     〜

気象予報士の菊池真以さんの基調講演です。
タイトル「気象災害から身を守る 〜天気予報を活用しよう〜 」

気象情報や天気に関する用語をクイズ形式で紹介されていたため、とても分かりやすい講演でした。

クイズで出題された問題ですが、天気予報で「夕方」と言われたら何時をさすかわかりますか?



そして、いよいよ私の出番です。


講演の内容は、資料館の展示テーマのひとつである「水とたたかう松茂の人々」を題材に、過去から現在までの松茂が水とたたかってきた事例を紹介しました。

途中パソコンの不具合などで、あたふたしてしまった場面もありましたが、なんとか報告を終えることが出来ました。



続いて、徳島文理高等学校郷土研究部前顧問の岡山真知子さんと教え子の岩朝さんの「吉野川下流域の高地蔵は語る」です。


郷土研究部の皆さんは、高校生ながら県内にある高地蔵を網羅的に調べ、研究報告書も丁寧にまとめられており、感心させられました。


歴史に興味を持ち、将来的に学芸員や歴史研究者を目指す生徒が一人でも増えたらと、思うばかりです。



最後には、短い時間でしたがコーディネーターを務めた徳島大学の武藤教授と各報告者で意見交換も行い有意義な時間を過ごすことができました。


※講演の様子などの風景については、発表の都合上ございません。ご了承ください。

(学芸員 菅野将史)